七夕は何をする日なのでしょうか?
そして7月7日は何を食べるのか?そして七夕は何を祝うのか?という素朴な疑問を持っている人のために詳しくお伝えしていきます。
七夕といえば笹の葉に短冊や飾りを飾りつけたり、夜には星空を眺めたり、みんなでおいしいものを食べたりを思い浮かべますよね。
しかし、実際に七夕というのはどのようなことをするのが正しいのかいまいちよく分かりません。
そこでここでは、七夕とは何をする日なのか、そして何を祝って行うのかを見ていきたいと思います。
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七夕は何をする日なの?
まず、素朴な疑問から見ていきたいと思います。
七夕とは何をする日なのでしょうか?
短冊に願い事を書いて飾る
まずやはり大切なのは、短冊に願いを込めて笹の葉に飾るという事ですね。
元々短冊は中国の陰陽五行説から赤・青・黄・白・黒(紫)でしたが、今では色にはあまりこだわらなくなりました。
お願い事も、織姫にあやかり織物や縫物が上手になりますようにというものから、今ではなんでも願いをお願いしているようです。
星を見る
次に星を見ることです。
7月7日というのは、天の川を挟んで織姫の星ベガと彦星の星アルタイルが1年で一番輝く人も言われています。
ぜひ天気の良い日には夜空を眺めてベガとアルタイルを探してみてはいかがですか。
そうめんを食べる
そしてもう一つが食べ物です。
七夕は五節句の一つで季節の行事でもあります。
そして七夕の行事食と言えばそうめんです。
もっと掘り下げていくと、地域によって細かく行うことがあるようですが、難しくなってしまうのでこのように楽しめるといいのではないでしょうか?
七夕は何を食べるのがいい?
七夕にはパーティーを開いておいしいごちそうを用意して家族や友達などと一緒に食べるという人もいるのではないでしょうか?
しかし、七夕にはきちんと決められた行事食というものがあります。
それが「そうめん」です。
野菜を添えた「そうめん」が七夕の行事食
そうめんといえば、夏の暑い時期に夏バテになってしまったときでもそのひんやりとした冷たさとつるっとしたのどごしでとても食べやすい夏の定番メニューですよね。
そんなそうめんが実は七夕の行事食でもあるのです。
その理由は、昔の中国にあり、昔中国の皇帝の子供が7月7日に亡くなった後、たたって流行病をはやらせたのです。
そこでたたりを鎮めるために子供が生前好きだったそうめんの原型に当たる「索餅」を備えたところ、収まったという話があるのです。
そのことから今でも7月7日の行事食としてそうめんが食べられているのです。
そうめんだけでは味気ないので、季節の野菜を一緒に食べることで、病気をしないという願いが込められているのです。
七夕は何を祝う日なの?
七夕に行うことは、いろいろあることが分かったと思います。
そして、七夕の日はお祝いだからと、行事食をはじめ様々なごちそうを用意して食べる家庭も多いと思います。
しかし、七夕というのはいったい何を祝う日なのでしょうか?
七夕は願い事をする日
七夕というと、祝うというよりも「願う日」といったほうがいいのではないでしょうか?
例えば、短冊に願い事を書くのはもちろんですが、他の飾りの一つ一つにも、まるでおせち料理の一つ一つに願い事が込められているのと同じように意味があります。
他にも、行事食であるそうめんにも、病気にかからないようにという願いが込められているのです。
七夕のお祝とは言いますが、お願い事をするという意味合いの方が強そうです。
まとめ
七夕というと、幼稚園や保育園では
- 短冊に願いを書いて飾る
- 「たなばたさま」の歌を歌う
- 学校の給食でも七夕にちなんだ料理が出る
私の学校でも、7月7日には「七夕集会」と言って大きな竹に思い思いの願い事や飾りつけをした記憶があります。
七夕にはいろいろな逸話がありますが、今は笹の葉に短冊を飾ったり、そうめんを食べたりしてお祝いをするというのでいいのではないでしょうか?
せっかくの日本の行事ですから、楽しく後世にも伝えていきたいですね。