お盆にお供えする料理にはどのようなものがあるのでしょうか?
また、お盆にお供えするお菓子やデザートや果物は何がいいのか、仏壇におすすめのお供え物には何があるのか確認してみましょう。
お盆というのは、ご先祖様や亡くなった方の霊が家に帰ってくるというものですよね。
その為、お盆の時期には、きちんとご先祖様を家にお迎えしてもてなすというのが日本の習わしです。
仏壇ではお盆の間、きちんとお供え物をしますよね。
では、今回は、お盆にお供えする料理やお菓子や果物などを紹介していきたいと思います。
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お盆にお供えする料理にはどのようなものがある?
まず、一番悩むのが、料理ではないでしょうか?
仏壇にお供えする料理というと、
- 普段食べているもの
- 故人が好きだったもの
しかし、お盆の時に仏壇にお供えするものにはきちんと意味があるのです。
では、どのような料理を備えるのでしょうか?
一汁五菜(いちじゅうごさい)
まず、形式的には、お供えする料理が「一汁五菜(いちじゅうごさい)」ということです。
ちなみに料理は専用の仏膳に、親碗・汁椀・腰高・平椀・壺椀となり、それぞれに
- ご飯
- お吸い物
- 香の物
- 煮物
- 和え物
- 焼き物
これだけをきちんと守れば特に食べ物に決まりはありませんが、肉は控えるようにしましょう。
故人が好きだったものを中心に用意するときっと喜んでくれると思いますよ。
形式通りにしっかり料理をお盆の期間中、毎日用意しようとすると大変です。
簡単に準備できるものや、スーパーの惣菜を利用するなど工夫するのも方法の一つです。
お盆にお供えするお菓子やデザートは何がいい?
次に、仏壇にお供えするお菓子を見ていきたいと思います。
お菓子といえば、親戚などが集えば各々がお供え物として持ってきてくれるものがありますよね。
こちらももちろん仏壇にお供えします。
仏壇にお供えするお菓子といえば、真っ先に思い浮かべるのが「落雁」ですが、最近では落雁だけにこだわらず、
- 日持ちのするお菓子
- 故人が好きだったお菓子
そして、仏壇にお供えしたお菓子は、あとでみんなで分け合って食べるものですよね。
その為、あえて家族が好きなものを備えるという事もあるようです。
おすすめのお供え物は?
ただ、ある程度お供えしておかなければいけないので日持ちのするものがおすすめです。
落雁はもちろんですが、
- 豆菓子
- かりんとう
- 水ようかん
- ゼリー
お盆にお供えする果物やフルーツは何がいいの?
最後に、お盆にお供えする果物について見ていきたいと思います。
お盆のお供え物の一つに、かごいっぱいの果物というイメージがある人も多いと思います。
特に昔は砂糖などは高級品。
その為、手軽に甘みの取れる果物をお供えすることが多かったようです。
お盆にお供えする果物のおすすめ
お供えする果物でおすすめなのが、
- リンゴ
- 桃
- メロン
- スイカ
- オレンジ
そして、しばらくの間お供えするので日持ちしないものはおすすめできません。
注意しておきたいマナー!
お盆にお供えする果物には注意しておきたいことがあります。
果物を切らずにそのままお供えする
お供えする果物は切らずにそのままお供えするのがマナーです。
そして、色々な果物を一つのかごなどにしてお供えするときにはもう一つマナーがあります。
果物の数を奇数にする
それは、果物の数を奇数にそろえるという事です。
販売されている果物のセットはきちんと数をそろえてくれてますが、自分で準備するときには注意しましょう。
まとめ
お盆にお供えするものには、お菓子・果物は用意しますが、きちんと料理まで準備する家庭は少なくなりました。
しかし、迎え火・送り火をするのであれば、お迎えしたご先祖様はしっかりとおもてなしをしておきたいものですよね。
仏膳専用の食器などもセットで販売されていますし、料理もあまりこだわることはないので簡単に準備できると思います。
お菓子も果物も料理も特にこれを用意しなければならないという事はないので、故人が好きだったものを中心に備えるとよいでしょう。
1年に1度のお盆ですが、きちんとご先祖様のためにお供え物を準備しましょう。