七夕の行事食にはどんなものがあるのか、そして七夕の行事食にはどのような由来があるのでしょうか?
なぜ、七夕にそうめんを食べるようになったかについて見ていきましょう!
皆さんは七夕の日にどのようなものを食べていますか?
七夕にちなんだ料理を並べてお祝いをするという人もいれば、笹の葉飾りはするけど、食べるものはいつもと変わらないという人もいると思います。
しかし、七夕には昔から伝わる「行事食」というものがあります。
ではここでは七夕に食べられる行事食とその由来について見ていきましょう!
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七夕の行事食にはどんなものがある?
七夕の行事食と言われると、どんなものを想像しますか?
まず真っ先に思い出されるのが「そうめん」ですが、そのほかには何も浮かばないという人も多いと思います。
いろいろと調べてみたのですが、やはり七夕の行事食といえば、そうめんというのが王道のようです。
そうめんに星形の具材を飾る!
そうめんも、それだけで食べるのでは味気ないので、天の川や織姫・彦星の意味を込めて野菜やハム・チーズなどの様々な具材を星形にくりぬいて飾り付けると華やかになります。
ちらし寿司に星形の具材をのせる!
七夕の行事食はそうめんですが、これが定番なので学校の給食などですでに食べてきてしまうという事もあり、昼・夜が同じものになってしまうというのもなんだか切ないですよね。
そんな時におすすめなのが、やはりまずお祝いという事にちなんだちらし寿司。
ちらしのご飯の上に、錦糸卵を天の川に見立てて飾りつけし、その上にやはり星形の具材やエビ・イクラなどをちりばめると七夕らしいメニューに。
カレーに星形にくり抜いた人参を入れる
そして他に子供たちに大人気の七夕メニューが実はカレーなんです。
カレーが嫌いな子って、あまりいませんよね。
そのカレーに、七夕にちなんで星形にくりぬいた人参を入れるだけでも七夕の雰囲気とともにカレーを楽しむことが出来ますね。
七夕の行事食の由来や意味とは?
七夕の行事食といえば、やはりそうめんです。
毎年七夕といえばそうめんだから、何気なく食べている人もいるのではないでしょうか?
しかし、七夕の日にそうめんを食べるという事には、実は由来があるのです。
七夕の日にそうめんを食べる由来は中国から伝わってきた!
七夕の日にそうめんを食べるという由来は中国から伝わったものです。
この子は、亡くなった後に鬼となり、周囲に流行病をはやらせ、人々を困らせたそうです。
その時に、この鬼を何とか鎮めることが出来ないかと考えられたのが「そうめん」だったのです。
実はこの貴族の子は、生前そうめんが大好きだったのです。
そこで鬼にそうめんをお供えしてみると、鬼は静まり流行病も自然と収まっていったそうです。
そのことから、七夕にそうめんをお供えすると夏に病気にかからないという話が日本に伝わり、今では七夕にそうめんを食べる風習が出来たという事です。
つまり、そうめんを七夕に食べるというのは、織姫と彦星には関係はありませんが、
夏の間病気にかからないようにという願いが込められているのです。
確かにそうめんというのは、夏の暑い時期で夏バテして食欲がわかないときでも、その冷たくてのどごしのよさから一口食べると不思議とつるつるとお腹に入っていきますよね。
これでしっかり食べて身体に栄養を取ることが出来れば、夏の暑さから身体を守ることが出来そうですね。
まとめ
どうでしたか?
普段私たちが夏の風物詩として食べているそうめん。
これを七夕に食べることを初めて知ったという人もいるのではないでしょうか?
そしてそんなそうめんには、これから本格的な夏が訪れて体調を崩し、病気にかからないようにという願いが込められているのです。
例え七夕にちなんできれいに飾り付けをしなくても、七夕には病気防止の縁起を担いでそうめんを食べる習慣をつけてみるのもいいかもしれませんね。
夏になるとそうめんばかりで飽きてしまうという場合には、味を変えてみたりアレンジレシピを作るのも楽しいですよ。