お盆の提灯(ちょうちん)はいつからいつまで飾るものなのでしょうか?
また、お盆の提灯(ちょうちん)は消すのか、つけっぱなしでいいのか、どちらなのでしょうか?
昔はご先祖様をお迎えしている家では、玄関先に提灯をつるしていたという記憶があります。
しかし、実際にはお盆の提灯というのはいつからいつまで飾っておけばいいのでしょうか?
お盆の期間中の提灯の扱いについても合わせて紹介していきます。
- お盆の提灯(ちょうちん)はいつからいつまで飾るの?
- お盆の提灯(ちょうちん)は消す?つけっぱなしでいい?
- まとめ
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お盆の提灯(ちょうちん)はいつからいつまで飾るの?
そもそもお盆の時期に提灯をともす意味というのは、お盆の時期にご先祖様や亡くなった人の霊が家に帰るための目印となるものなのです。
その為、今は玄関先で提灯を灯す迎え盆・送り盆も、昔はきちんと
- お墓までご先祖様の霊をお迎えに行く
- そこで提灯をともして家まで案内しする
- 帰るときには提灯を持ってお墓までご先祖様の霊をお送りする
今では、お墓が遠いなどの事情で玄関先で提灯に火をともす家庭が多くなりましたよね。
お盆の提灯(ちょうちん)はいつから飾る?
では、いつからいつまでお盆の提灯を飾るものなのかというと、まず迎え盆の日に玄関先で提灯に火をともします。
迎え盆、送り盆の日は地域によって「旧暦」「今の歴」で日が違います。
- 旧暦の場合には7月13日が迎え盆
- 今の暦の場合には、8月13日が迎え盆
お盆の提灯(ちょうちん)はいつ消す?
そして、送り盆の時に火を消すのが一般的です。
- 旧暦の場合には7月16日(もしくは15日)が送り盆
- 今の暦の場合には8月16日が送り盆
遠くへ引っ越し、その場所でお盆を迎える場合には、事前にその地域でのお盆の時期を調べておく必要がありますね。
お盆の提灯(ちょうちん)は消す?つけっぱなしでいい?
お盆の提灯といえば、迎え盆で火をおこし、送り盆が終わった後に火を消すというイメージがありますよね。
では、実際にはどうなのでしょうか?
実は、まだ提灯の灯りがろうそくのみだったころは、夜中には明かりを消していたそうです。
寝ている間に火が燃え移り、火事になってしまっては大変ですからね。
お盆の提灯(ちょうちん)は消しても消さなくてもどちらでもOK!
今の提灯というのは、電灯のものがほとんどですよね。
その為、安全なので夜中でもつけっぱなしにしても大丈夫です。
でも、いくら電灯といっても一晩中つけていると明るいですし、熱がこもってしまいますよね。
そこで、
- つけておきたい人はつけておく
- 気になる人は深夜だけは消しておく
お盆の提灯は、家にご先祖様がいる間はずっとつけておくというイメージでしたが、案外そうでもないんですね。
昔は火事の心配があるのでお盆の提灯(ちょうちん)は消していた!
確かに、昔は今と違って特に江戸の町の場合には家と家がくっついていましたよね。
その為、一軒に火事が起きると瞬く間に回りに火が燃え移って大変な大火事につながったといいます。
そんな時に、たとえご先祖様をお迎えしているとはいえ、一晩中ろうそくの灯をともし続けるというのは危ないものですよね。
下手をしたら、ご先祖様をお迎えしている人が一緒に贈り盆の時に一緒にあちらへ行くことになりかねませんからね。
ご先祖様をお迎えしている間一晩中火をともし続けていたと思っていた昔の方が、実は夜中だけは火を消していたなんて、ちょっと驚きです。
まとめ
お盆の時の提灯について詳しく知ることが出来たでしょうか?
今は、提灯も電灯式のものが増え、家庭によっては仏壇の前に提灯がカラフルな光を放っているというところも目にしますよね。
しかし、提灯の灯りというのはあくまでご先祖様や亡くなった方の霊の道しるべとなるいわゆる「神道」の役割を果たしている物。
もちろんご先祖様が家に滞在している時も大切ですが、もっと大切なのは迎え盆・送り盆の時にきちんと提灯に火を元してご先祖様の目印とすることなのです。
もしもお墓が遠くにあっても玄関先で提灯をともすことでご先祖様があの世から帰ってくる目印となります。
その為、毎年忘れずに迎え盆・送り盆の時には提灯に火をともしておきましょうね。