お盆の迎え火とはどんな意味や由来があるのでしょうか?

お盆の迎え火のやり方、そしてお盆の迎え火はいつ行うものなのかについて確認していきましょう!

お盆の迎え火とは

お盆というのは本来ご先祖様や亡くなった方の霊が一時的にあの世からこの世へ戻ってくる期間ですよね。

お盆を行うためには、お盆の初めの日にご先祖様の霊をお迎えするために「迎え火」をします。

今回は、そんなお盆の迎え火の意味ややり方、いつ行うかなどを説明していきます。

目次

  • お盆の迎え火とは?どんな意味や由来があるの?
  • お盆の迎え火のやり方とは?
  • お盆の迎え火はいつ行うものなの?
  • まとめ

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お盆の迎え火とは?どんな意味や由来があるの?

お盆の迎え火というのは、ご先祖様や亡くなった方の霊が自宅に帰ってくる時にに文字通り迎えに行くことを言います。

ご先祖様の魂が帰ってくる場所といえばお墓ですよね。

そのお墓に帰ってきたご先祖様の魂を自宅にかえって来る目印が迎え火となるのです。

昔は直接お墓で迎え火を焚いて自宅まで案内していました。

しかし、最近ではお墓が遠かったりと直接お墓まで迎えに行くのが難しいです。

そのため玄関で迎え火を焚いてご先祖様が帰ってくる時の目印にしているのです。

つまり「ご先祖様のお家はここですよ!」という目印にしてもらうために、迎え火をして迷わないよう案内しているのです。

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お盆の迎え火のやり方とは?

次に、お盆の迎え火のやり方を紹介していきます。

先程も言ったように、お盆は昔は直接お墓までご先祖様の霊を迎えに行って、家まで案内するというものでした。

昔のお盆の迎え火のやり方

昔のお盆の迎え火のやり方は直接お墓に行ってお墓参りをして行っていました。

そしてお墓参りの後で火を焚いてお線香やろうそくに移し、自宅まで歩いていきその火を提灯にともして玄関に飾ったり仏壇のろうそくへ移したりするものでした。

最近のお盆の迎え火のやり方

最近ではお墓が家から遠いなどという理由で自宅から直接お墓へご先祖様の霊を迎えに行くことが難しくなりました。

そこで、お墓にはいかず自宅で迎え火を焚くという家庭が増えました。

お盆の迎え火のやり方としては、

  • ①まず玄関先で焙烙の中におがらを積み重ねておきます
  • ②そこに火をつけた新聞紙などを置いて火をおがらに燃え移らせます。

マンションに住んでいる人のお盆の迎え火のやり方

マンションなど火気厳禁の場所では火を燃やすことも難しいですよね。

その為、最近では火を使わない盆提灯で電灯を灯すだけという家庭も増えてきているようです。

お盆の迎え火はいつ行うものなの?

お盆の迎え火というのは、基本的にお盆の一番初めの日の夕方に行うものです。

ただ、お盆の期間が地域ごとによって違ってくるので、まずはその地域のお盆の期間を調べておくことが必要になってきます。

お盆の迎え火は8月13日に行われているところが多い

基本的には、通常のお盆の期間である8月13日~8月16日の初日に迎え火を行います。

つまり8月13日にお盆の迎え火は行われているところが多いのです。

お盆の迎え火を旧暦で行う地域もあります

旧暦でお盆が行われているところでは、お盆の期間が7月13日~8月16日(もしくは15日)までとなります。

そのためお盆の迎え火は7月13日に行います。

ただ、旧暦でお盆を行うと、平日になることも多くお盆の行事自体を行うことが難しいという家庭も多いもの。

その場合には、無理に7月にお盆を行わなくても、会社などが休みとなる8月に行っても特に問題はありません。

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まとめ

お盆というのは、あの世に行っているご先祖様や亡くなった人の霊が一時的にこの世に戻り、家族と過ごす期間のことを言いますよね。

しかし、お盆となれば自然とご先祖様が家に戻ってきてくれるというわけではありません。

ご先祖様に戻ってきてもらうためには、

  • お盆の初日にきちんと迎え火を行う
  • そしてお盆の最後の日にあの世へお送りする
ということが必要になってきます。

昔は直接お墓まで迎え火・送り火を行っていましたが、今はお墓が遠く直接送り迎えが難しいという事で簡略化され、玄関先で行われることが多くなりました。

しかし、ご先祖様や亡くなった方を思う気持ちは今も昔も変わりません。

きちんとお迎えをしてお盆の期間中きちんとおもてなしをするようにしましょう。

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