お盆の送り火の日にちはいつなのでしょうか?また、お盆の送り火の日の時間帯は決まっているのでしょうか?
お盆の送り火のやり方はどうするのが正しいのか、マンションの場合のやり方はどうしたらいいのかみていきましょう。
お盆というのは、ただ連休というだけではなく、あの世からご先祖様や亡くなった人が一時的にこの世に帰ってくるという日本で昔から受け継がれているものですよね。
今回は、お盆に行われる「送り火」について紹介していきたいと思います。
- お盆の送り日を行う日にちはいつ?
- お盆の送り火の時間帯は決まっているの?
- お盆の送り火のやり方とは?
- まとめ
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お盆の送り火の日にちはいつ?
お盆の期間は、地域によって違うところもありますが、ほとんどの場合8月13日~8月16日ですよね。
お盆の初めのにご先祖様や亡くなった人の霊をお迎えに行くのが「迎え火」になりますが、家で十分におもてなしをした後、あの世に送ることを「送り火」といいます。
では、送り火を行う日というのはいつなのでしょうか?
お盆の送り火の日にちは8月16日が一般的
送り火というのは、お盆の最後の日、つまり8月16日に行うというのが一般的です。
もちろん、旧暦でお盆を行っている場合には、7月13日~7月16日(もしくは15日)がお盆の期間となります。
そのため旧暦でお盆を行っている場合は、お盆の最後の日である7月16日(もしくは15日)に送り火を行うようにします。
お盆の送り火の時間は決まっているの?
お盆の時期に家でおもてなしをして一緒に過ごしたご先祖様の霊は、お盆の最終日にお送りするという事はわかったと思います。
しかし、送り火の時間帯が決まっているのかどうかというのはご存知ですか?
最近では、親戚などの都合でなかなかお盆の初日に迎え火を行い、最終日に送り火を行うことが難しいという家庭も増えてきていると思います。
でも本来であれば、送り火を行う時間というのもだいたい決まっているのです。
お盆の送り火の時間は17時~19時くらい
お盆の送り火の時間は17時~19時くらいなのです。
最終日にご先祖様や亡くなった人の霊をお送りするのは名残惜しいもので、出来れば少しでも長くいてほしいというのが本音ですよね。
しかし、辺りが暗くなる前(闇に包まれる前)に送り火をして、ご先祖様や亡くなった人の霊をあの世に送らなくてはいけません。
そこで、なるべく長い時間家にとどまってもらって、辺りが暗くなる前に送り火を行う時間というのが17時~19時頃となるのです。
お盆の送り火のやり方とは?
では最後にお盆の送り日のやり方紹介します。
まず、
- オガラ・麻がら→麻の芯
- 焙烙(ほうろく)→火を炊くための鍋のような入れ物
- 新聞紙
- ライター
まず玄関で炮烙の上にオガラを積み重ね、新聞紙などを火種にして燃やします。
②
その時に、一緒に飾っておいたキュウリやナスで作った馬や牛も燃やします。
馬や牛を一緒に燃やすことで、ご先祖様が馬や牛に乗ってあの世に帰るとされています。
ただ最近では玄関先でキュウリやナスを燃やすことが禁止されているところもあるので、その場合にはキュウリやナスはお寺などでお焚き上げをしてもらいましょう。
昔は直接家からお墓までご先祖様の霊を送っていったようですが、最近では家からお墓まで遠かったりするなどして歩いていくことが困難なので、玄関先で済ますことが多いようです。
マンションのお盆の送り火のやり方とは?
マンションなどでは玄関先でおらがを燃やすこともできませんよね。
その場合にはまず玄関で盆提灯を飾り、着火します。
そして玄関で一礼し、黙とうした後は、ご先祖様を送る願いを込めて火を消します。
本来であれば、火はずっとつけておきたいところですが、難しい場合は消してしまっても大丈夫です。
●関連記事
⇒「お盆の迎え火のやり方とは?迎え火はいつ行うもの?どんな意味がある?」の記事へ
まとめ
お盆での送り火のやり方がわかったと思います。
最近では、昔のようにきちんとお墓までご先祖様の霊をお送りするのは難しくなっています。
しかし、ご先祖様の霊を思う気持ちに変わりはありませんよね。
どんな方法であれ、きちんと心を込めてあの世へお送りするようにしましょう。