暑中見舞いの意味や由来とはどんなものなのでしょうか?

また暑中見舞いの文末に添える盛夏という言葉にもどんな意味があるのでしょうか?

暑中見舞いの意味

梅雨があけ、本格的な夏の暑い時期がやってくると、暑中見舞いの時期でもありますよね。

しかし、そもそも暑中見舞いというものはどのような意味があるか知っていますか?

今回は、暑中見舞いの意味と、合わせて暑中見舞いの最後に欠かせない「盛夏」という言葉の意味も紹介します。

目次

  • 暑中見舞いの意味や由来とは?
  • 暑中見舞いの盛夏の意味とは?なぜ文末に添える?
  • まとめ
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暑中見舞いの意味や由来とは?

暑中見舞いというと、今は知り合いの人に夏の暑さの中での健康などを気遣うはがきや手紙を送るというイメージがありますよね。

暑中見舞いのはじまりには「お盆」が関係している

暑中見舞いは、元々お盆に里帰りするときにご先祖様へのお供え物というものから始まっています。

今でも、お盆の時期には実家の仏前にお供えするお供え物を持っていくという人も多いと思います。

この、夏の時期のお供え物が、

  • 普段お世話になっている人への贈り物となり
  • それが簡略化されてはがきや手紙などになった
といわれています。

暑中見舞いとお中元の関係

夏の時期に贈り物は「お中元」という形で今も続いていますよね。

そんなお中元の時期が終わった後に送るのが、今の暑中見舞いになります。

お中元が終わった後に暑中見舞いを送るため、暑中見舞いにお中元のお礼を兼ねてはがきを送るという人も多いようですね。

暑中見舞いのハガキや手紙はいつから送るようになった?

暑中見舞いをはがきや手紙で送るようになったのはいつごろだと思いますか?

実は、歴史はそんなに古くなく、大正時代からなのです。

なぜ、大正時代からはがきや手紙で暑中見舞いを送るようになったのかというと、それは郵便制度が発達したからなんです。

品物を送るよりも手軽に送ることが出来る、はがきや手紙が普及したというわけなんですね。

暑中見舞いを送るときの注意点

暑中見舞いを送るときには一つ注意をしなくてはならない点があります。

それは、暑中見舞いの期間内に送るという事。

年賀状の場合は預かり期間内に出したものに関しては、すべて元旦に届けてくれるというとても便利な制度がありますよね。

しかし、暑中見舞いの場合は通常のはがきや手紙と同じように扱われます。

その為、暑中見舞いの期間(立秋の前日まで)を過ぎてしまうと残暑見舞いの期間となり、相手に失礼にあたります。

その為、暑中見舞いを出す時は、きちんと相手に暑中見舞い期間中に届くように出しましょう。

もしも遅れそうな場合には、余裕を見て「残暑見舞い」として出したほうが安心です。

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暑中見舞いの盛夏の意味とは?なぜ文末に添える?

暑中見舞いの文末に添える「盛夏」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか。

普段何気なく暑中見舞いの文末に「盛夏」という言葉をつけていますが、あまり深く意味まで考えたことってありませんよね。

盛夏と書くぐらいだから、夏の盛りの時期、つまり一番暑い時期という意味があるのかな?くらいですよね。

盛夏という言葉の意味とは、

夏の期間で一番暑い時期
夏の暑さが最も盛んな時期

という意味があります。

ちなみに「盛夏」という言葉が使われる期間は、梅雨が明けてから立秋の前の日まで。

つまり、暑中見舞いの期間と重なるため、暑中見舞いの文末に書き添える言葉としてはうってつけだという事が言えるのです。

まとめ

暑中見舞いの意味や、暑中見舞いに添える「盛夏」という言葉にどのような意味があるのかわかったと思います。

暑中見舞いには

  • 元々お盆に持参するお供え物がだんだんと省略され
  • 相手の健康を気遣う便りとなり
  • 盛夏という言葉には、夏の一番暑い時期
という意味があります。

どちらも、夏の時期にちなんだものだという事です。

これから暑中見舞いを出す時には、このような意味をよく考えたうえで書くようにしましょう。

そして、暑中見舞いは昔から日本に続く良い習慣なので、今まで暑中見舞いを出したことがない人もぜひ暑中見舞いを書いてみてください。

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