紫外線は5月が一番多いというのは本当なのでしょうか?
イメージ的には日差しの強い6月・7月・8月・9月の方が5月よりも紫外線が多いような気がしますが実際はどうなのでしょうか。
紫外線は、実は真夏の時期である7月・8月ではなく5月が一番多いという話を聞いたことはありませんか?
ここでは、本当に5月が1年中のうちで最も紫外線量が多いのか見てみたいと思います。
- 紫外線は5月が一番多いというのは本当なの?
- まとめ
【PR】スポンサーリンク
紫外線は5月が一番多いというのは本当なの?
紫外線は1年のうちで5月が一番多いという話を聞いたことはありませんか?
紫外線というと、太陽光に含まれる不可視光線の一つです。
その為、理論的に見ると、やはり日差しが一番強く降り注ぐ真夏が一番強いイメージがありますよね。
では実際にはどうなのでしょうか?
紫外線量を月ごとのグラフにしてみてみると、
- 真夏の時期の7月・8月が一番多い時期
- 逆に一番少ないのは日差しがさしても光の量が少ない冬の時期
ではなぜ都市伝説的に紫外線の量は5月が一番多いという話がまことしやかに話されているのでしょうか?
紫外線の量は5月から一気に増える!
紫外線の量は5月が一番多いという噂は、紫外線量が5月ごろから急激に増える傾向があるからです。
紫外線の量は、冬の時期は比較的少ない量で推移していきますが、春先である4月から徐々に増え始め、5月に入ると一気に量が増えていくのです。
そして6月を超えて7月・8月でピークを迎え9月頃からだんだん少なくなっていくのです。
紫外線は暑い時期だけ注意しておけばいいと思いきや、実は寒い真冬時期でもわずかながら降り注いでいます。
そして、5月頃から急激に増え始めるために、その話が5月は一番紫外線量が多いという話に代わってしまったという事が想像できると思います。
つまり、紫外線を完全に防止したい場合には、1年中紫外線対策を、そして強い紫外線を防ぎたい場合には5月のゴールデンウィークあたりからしっかりと対策をしておく必要があるのです。
ただ、5月から紫外線量は並行して増えていくと思いきや、毎年そうとは言い切れないのです。
6月は5月よりも紫外線の量が少ない日が多い!
6月といえば、梅雨の時期に入り、雨の日が多いですよね。
雨の日の雲は暑く、太陽からの紫外線を遮ってくれます。
その為、毎年というわけではありませんが、平均してみてみると、5月よりも6月の方が紫外線量が少ないという年もあるのです。
光の量が少ない冬の時期でも雪の日には注意!
そしてもう一つ注意しておきたいのが、スキーです。
冬の天気のいい日にスキーに言ったら、ゴーグルの部分がくっきりと日焼けしてしまったなんて経験がある人も多いと思います。
しかし冬の時期の紫外線量は夏場よりもだいぶ少ないですよね。
その理由は、紫外線の反射率なのです。
実は、新雪からの紫外線の反射率はなんと80%にも及ぶのです。
その為、真冬のスキー場で天気のいい日にスキーをしていると紫外線の影響を受けてしまうことになるのです。
これはスキー場にかかわらず、雪が積もったあとの日差しが強い日でも同じことが言えるのです。
まとめ
紫外線というと、日差しの強い夏の日により多く降り注いでいるのは確かです。
しかし、実際には真冬でも曇りの日や雨の日でも少なからず紫外線は毎日地上に降り注いでいるのです。
その為、特に紫外線アレルギーの人の場合には、紫外線量が弱いからと言って油断をしてしまうと大変なことになりますよ。
そして、紫外線の量は7月・8月に多く降り注いでいますが、7月・8月だけ特別多く降り注いでいるわけではありません。
紫外線量が増えてくるのは実は5月ごろから。
つまり、しっかりと紫外線対策を行いたいのであれば、5月ごろから毎日しっかりと日焼け止めや紫外線対策グッズなどで紫外線から身を守る必要があるのです。
とは言っても、決して5月が1年で一番紫外線量が多いというわけではありません。
紫外線量が一番多いのは日差しの強い7月・8月頃。
5月は、紫外線量が急激に増え始める時期なのです。
もちろん5月も紫外線量が多いというのは確かですが、勘違いしないように気を付けて対策をしておくようにしましょう。