あんこの「こしあん」と「粒あん」の違いとは見た目だけなのでしょうか?
餡子(あんこ)の原料は同じ小豆ですが、こしあんと粒あんで
- 作り方
- カロリー
- 栄養価
私たち日本人が昔から親しんでいるスイーツの一つがあんこですよね。
あんこは、小豆を原料に作られており、様々な和菓子に利用されています。
そんな身近なあんこですが、度々論争となるのがこしあんと粒あんです。
今回は意外と気になるこしあんと粒あんの違いについてご紹介します!
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あんこのこしあんと粒あんの違いとは?
あんこのこしあんと粒あんの違いにはどんなものがあるのでしょうか?
あんこといえば、
- こしあん
- 粒あん
人によってこしあんが好きな人もいれば粒あんが好きな人もいて、好みが分かれるところです。
こしあんと粒あんの違いは粒々が残っているかいないかという差というイメージがありますが、実は他にも違いがあるのです。
では、どのような違いがあるのでしょうか?
小豆の皮や粒が含まれているかいないか作り方の違い
こしあんと粒あんの大きな違いといえば、粒があるか、ないかですよね。
これは、2つのあんの作り方に違いがあることでこのような違いになるのです。
粒あんの作り方
粒あんの作り方を大まかに説明していくと、茹でた小豆にそのまま砂糖を加えて煮て作ったものになります。
こしあんの作り方
こしあんは茹でた小豆を一度こして皮を取り除き、そこに砂糖を加えたものになります。
こしあんは一度こしていることで、皮のないあの滑らかな舌触りを実現しているんですね。
こしあんと粒あんではカロリーに違いがある!
こしあんと粒あんのカロリーって考えたことはありますか?
どちらも皮が含まれているかいないかという違いだけで、原材料も同じですし砂糖の甘さもあります。
しかし実は、こしあんと粒あんには大きなカロリーの違いがあるのです。
こしあんのカロリー
こしあんの100g当たりのカロリーは、155キロカロリーとなります。
粒あんのカロリー
粒あんの100g当たりのカロリーは、何と244キロカロリーとなります。
こしあん、粒あんの2つのカロリーの違いは100キロカロリー近くになるのです。
これはダイエットをしている人にとってはかなり大きな違いですよね。
摂取カロリーを控えたい人にとっては、粒あんよりもこしあんの方がいいという事になります!
見た目からではどちらかというと、こしあんのカロリーの方が密度が高い分高そうに見えますが、この結果には驚きです。
こしあんと粒あんは栄養価も違う!
こしあんと粒あんの栄養価の違いについて見ていきたいと思います。
良く野菜を見ると、中身よりも皮や皮と実の間の部分にたくさん栄養が含まれていると言いますよね。
ではあんこの場合はどうなのでしょうか?
そもそもあんこの原料である小豆はとても栄養価の高い食べ物となります。
小豆には、
- ビタミンB群
- ミネラル
- 食物繊維
- 鉄分
その中でも特に注目を集めている栄養素が「サポニン」です。
サポニンには、利尿効果や内臓の調子を整える効果が期待できます。
サポニンは小豆の皮の部分に含まれる栄養素!
サポニンですが、実は小豆の皮の部分にしか含まれていないということが分かっています。
つまり、サポニンの効果を得たいのであれば、粒あんを食べる必要があるという事になります。
他にも、小豆の皮には豊富な栄養が含まれています。
そのため小豆の栄養を余すことなく摂りたいなら、粒あんがおすすめと言えます!
まとめ
私たちが普段から親しんでいるあんこには、ただ甘くておいしいだけでなく、豊富な栄養が含まれています。
しかし、同じあんこでもこしあんと粒あんのどちらを選ぶかでその効果はずいぶんと違ってきます。
栄養を摂りたいなら「粒あん」がおすすめです。
そして粒あんでもこしあんでも、洋菓子などに使われる生クリームと比べると、カロリーが低く栄養が高いと言えます。
ぜひ上手にあんこを普段の食生活に取り入れて、健康に過ごしていきたいですね。